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フィレンツェ2日目 [ヨーロッパ旅行記]

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どうせ後からキャプション入れるんだろ!(正解!)時がたつと、これどこの写真だっけ?と本気で分からなくなります・・・因みに地球の歩き方を片手に調べています・・・これは「サン・ロレンツォ教会」メディチ家(家系ラーメンじゃないですよ)の墓地みたいな教会です。なんでもミケランジェロさんのデザインみたいです。

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その中庭です。リンゴがなっていました。地下の宝物庫みたいなとこは、隠し扉とかありそうで、ドラクエの教会のイベントが起きそうな感じでした。インディージョーンズみたいな。

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ドゥオーモ!!なんでしょうこれは、第一声はキチガイの所業・・・(不適切ですみません)しかし、まぁ、圧巻。

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ランドマークタワーみたい!

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はじめてのスイングパノラマ

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ヴェッキオ宮

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ヴェッキオ橋

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ピッティ宮

美術館に教会に要塞に何なのこの町?この度で一番度肝を抜かされつつ、また来るならば、2日とは言わず、ここを拠点に1週間は最低でもきてみたい街でした。

美術館とか教会の入り口に、記帳台があって名前と職業を記録するのだが、ある奴が職業欄に「NINJA」って書いてて、それ以降の奴もNINJAと書いていた・・・忍者なんていねーよ!

ホテルにもどり、旅の身支度をする。明日は朝一の電車で、水の都ベネチアへ・・・

フィレンツェ1日目 [ヨーロッパ旅行記]

最近ブログを更新しだすようになったのは、時間に余裕がでてきたから・・(注意、今年の4月頃のお話です)

花の都フィレンツェは、街全体が美術館と言われるほど美しい町です。世界史の表舞台に出たのは何と言ってもルネサンスの黄金時代だ!銀行家として巨万の富を蓄えたメディチ家の庇護のもと、多くの芸術家たちがこの町から育った。

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こんな電車でやってきました。時間は大体午後の1時ぐらいだったと思う。外人とコミュニケーションを取れた事が非常にうれしく、テンションもリア充なみ高かった!S・M・N駅(サンタ・マリア・ノヴェラ駅)をでて目の前に

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サンタマリアノヴェラ教会がそびえ立つ。う~~ん、凄い。街の雰囲気がローマとはまた違う。何と言うか、ローマが京都だとしたら、奈良みたいな。いい意味で落ち着いた雰囲気。ローマにいたジプシーや、白タクなど、アングラ臭は薄い感じ。

腹もすいていたので駅の中に戻って、カフェでサンドイッチを食べながら、まずは宿を探さないと・・・机にメモ帳を出して、予算と大体の地区を書いて、観光案内所のおねーさんに手渡すと、コンニチワ~と日本語!ワタシニホンゴ少しわかります、OKOK、日本の人も泊まるお勧めある。と、地図に〇を付けてくれた。何ともまぁあっさりクリア~流石世界有数の観光地、対応がうれしいじゃないですか・・(少し涙目)んで地図を頼りにホテル街を探す(地球の歩き方の本にも、お勧めの宿情報があるので、現地で予約してもいいし、前日にでもメールで予約すればOKです)



聞こえてくる街の音も、匂いも、肌を伝わる風も完全異国。建物つくりや、街の人々の顔、何だかFF(ファイナルファンタジ-)の世界を冒険している気分。

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「旅」って楽しいかも・・そんなこんなでホテルめっけた。チェッキンも余裕、宿泊の条件も確認OK、しかもお部屋がまたナイスな感じ!バスタブはないけど、小奇麗なシャワー室。早速2日分の洗濯をした。(長期の旅行では液体洗剤がお勧めです。小さな容器に小分けにする)

荷物や貴重品はカギを厳重にかけて、ワイヤーロープで、動かない柱なんかに固定する。一応、ホテルスタッフさんなんかが、部屋に入ろうと思えば入れるわけで、最低限の自己防衛は必要です。ただ、宿に着いた安心感は、ドラクエと一緒ですね。まわり全部が敵地でも、その一部屋だけは、自分を守ってくれる安心感。

高ぶる気持ちを抑えられない、はよこの町を歩いて回りたい!

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パッソ要塞(中を見物できるようだが、入館料が10€したので、中には入らず周りの公園を散策しようとしたら、出口付近に学生らしき人達が、文化財保護の為の署名活動をしていた。リア充気分の俺は、OKOKとサインをするのだが、お姉さんが別の紙を指さす。そこには5€、10€、寄付してプリーズみたいな・・・騙された、署名だけじゃないのね・・・で気前よく10€を寄付してしまった・・・アホか!入館料払った方がよかっただろう。完全に相手の身なりで油断をしていた・・こう言うタイプの詐欺見たいのもあるのね・・・お勉強になりました)

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プリウスのタクシーは大体走っているが、こっちのドライバー全員私服なのね・・・フランク感じすぎる。

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街のいたるところにオベリスク。この日はだいたい15kmぐらい散策して宿に入った。

こんなのが、あと30話ぐらい続く予定ですが、需要ないですよね・・・

次回 「どぅおーもーすげー」

列車の乗り方 [ヨーロッパ旅行記]

ローマのテルミニ駅に到着。まずは、フィレンチェ行の列車を探すべく、切符売り場へ。
いろんな国の旅行者でごった返している。列にならんで30分ほど・・・あまりの進まなさに嫌気がさして並ぶのをヤメタ・・・(窓口10こぐらいあるのに空いてるのが3つだけってなめてるの?)

そんでもって、持ってる切符がユーレイルフレキシティーパス(乗り放題回数券みたいな)だから、切符買わんでも、フィレンチェ行の列車に乗れば行けるんじゃん?みたいな感じで列車を探すことに・・・

ホームが20個以上あって、どの列車に乗ればいいのか全然わからない。近くの警察官に地図みせて、
フィレンチェ行きたい、どの列車に乗ればいい?と聞いたら、完全シカト&あっちへ行けみたいな高圧的な態度。もう嫌だ・・日本帰りたい。もともとこみゅ障が外人にコミュニケーション取れってのがそもそも無理。

ベンチでタバコをふかしながら、考える。今なら日本帰れるよな・・・このまま、ローマの空港からエスケープ。
そんで、一月ヨーロッパ行った体で京都かどっかで時間つぶして・・・そうだよ、もともと無理なんっすよ。みたいな超ネガティブモード。

1時間ぐらい時が過ぎたでしょうか。ぼーっと駅周辺を眺めていた。眺めていて気がついたが、これがこっちの人の「日常」であり、俺はその「日常」を受け入れようとしていない。日本だったらとか、アホカ!ここは日本じゃない。まして、自分で行動しないとストーリー進まないリアルドラゴンクエスト。帰るのは最終手段で、まだまだ全然やる事がある!よし、まずは、列車をみつける。何か規則性があるはずだ!ローマにいる観光客は大体次もどこかの観光地へ行くはずだ、旅行者多く並んでいるホームをまず探そう。

変にやる気がでてきた。そうだ、フィレンチェまで約300KM、日本の新幹線みたいな列車のはずだ!となると
15番と16番に絞れてきた・・・よし、勇気をだして外人に聞いてみよう!

俺 「この列車はフィレンチェに行きますか?」

外人のお姉さん 「おぉ、ちょっとまって・・・フィレンチェイキマスヨ!、この列車で大丈夫!」
          「あなたどこから来たの?チャイニーズ?」

俺 「フロムジャパニーズ!」

外人のお姉さん 「なんちゃらかんちゃら、キョウト、オオサカ、スシ、テンプラ・・・」

なんか知らんけど、会話が続いて、最後はハグして、お互い気を付けて!みたいな感じになった。

何とか列車に乗り、席に座っていると、そこは俺の席だ!どけろみたいな感じになってたけど、なんかコミュニケーションが取れたことがうれしくてれしくて、気分は一人前バックパッカー!おおそーりーなんていってこの席あいてますか?と別の席へ。

なんとなくわかった事。それは、日本も外国も同じで、ただ言語が違うだけで、だいたい同じ。

冒険心に火が灯った。

次回 「フィレンチェのデゥオーモ」




ローマ→フィレンツェ [ヨーロッパ旅行記]

「なんじゃこりゃ・・・」

ホテルに戻り、明日の準備をする。部屋に戻る前に、かなり時代を感じるホテルのエレベーターに乗った。
鉄の柵をガラガラと横にずらして、チンっとなったら乗り込む。定員2人。うん、操作わかんね!

回すレバーがあって、ガチャガチャっと数字に合わせるタイプ。俺の部屋は5階だから、5に合わせて、全然動かない・・・はいはい、柵閉めるのね!するとゆっくり動き出した。ギギギギ・・チン!おせぇーしかも各階止まる。3階で待っていた老夫婦がニコッっと微笑む。ジェスチャーでUP?と聞くとノノノと言っていた。

夜も9時近いのにまだ窓の外は明るい。ちょうど夕暮れの時刻のようだ。世界って広いんだな。

たららららっらら~(ドラクエの宿屋の音楽)

パン、チーズ、ハム、パン、チーズ、ハム。。。クロワッサンが超絶うまい!

よし、このローマともお別れ、ずんずん進まないことには、ゴールのロンドンにつかない。

でも、初日にテルミニ駅でジプシーやら、白タクやら、スリ集団に出くわしたから正直、駅に行くのが怖い。
まぁ、夜だったし、日中はね流石に治安大丈夫っしょ!と駅を目指す。



眠いから続きはWEBで!!

いやいや、帰国して2か月近くたってるのに、まだ旅行2日目の朝ってふざけてるの!?

すいません、だって、長いんですもん・・・

やる気ないなら辞めちまえ!! と言うことで、休載します・・・(富樫か!)

次回「天空の大雪山編」をご期待ください!(毎日ブログ更新する方々ってスゴイです)


コンクラーベでコンクラベ [ヨーロッパ旅行記]



「ピザ屋のピザがうますぎる」

夕べ窓を開けっ放しで寝ていたようで、寝起きの瞬間、香ばしいバターの香りで目がさめた。
う~んいい匂い。どこの国でも朝食の匂いはいいもんだ!

えっと、状況を整理する。まず、ここは日本ではない、そして昨晩集団スリみたいな人に絡まれてブルーになった。ホテルのシャワーの排水が流れずべちゃべちゃにして、一応自分磨きはして寝たようだ。

なぜか、テンションは高い、俺はこれから約1ヵ月間仕事を忘れてヨーロッパを一周する!

よし朝飯食って、バチカン市国へ行ってみよう。

ホテルをでて、すぐに親子スリにでくわす。アニョハセヨ・・・(無反応)ニーハオ・・・(無反応)
コンニチワ(チラッと反応)母親が三カ国語で俺に話してきた。手にはダンボール、なんか書いてある。
足を止めると、小学生ぐらいの子供3人が俺の前後左右を固め、完璧にスクウェアフォーメーション。

その手にはのらんのだよ・・・
(俺は昨晩学習した。用もないのにこちらに話しかけてくるやからはだいたいスリだ!少し様子をみてみよう・・・)

母親が俺の気をそらしている間に、後ろの長男がポケットの財布と、ザックを狙っているようだ。ザックを前にしょいなおして、ポケットに手を入れ完全ガード。完璧な防御に、相手もタジタジ、旅人よお行きなさいみたいな感じで道をあけた。俺の勝利!海外旅行レベルが2に上がった。

バチカンを目指して歩き出す。徒歩で4~5kmぐらいだ。目に見える街並みがドラクエみて~とテンションが上がる。中世の街並みがそのままなのだろう、道が区画整理されていなく、複雑なのもまたいい。

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ソフトバンクのCMでリョーマ(金八さん)がいる場所のトレビの泉です。

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サンタンジェロ城。サンピエトロを守る位置づけの城だったのだろう。中世の人が実際にこの城を舞台に争って何人もの命が失われていた事を考えると、なんともいえない気分に。

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サンピエトロ広場。一言ただ壮大・・・

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寺院の最上階から。徒歩で登れるべとなめていました・・・お金をケチらないで、エレベーター券を買いましょう。

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寺院内部。よくこんなでかいものを作ったな・・・流石カトリック教会の総本山。

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「攻撃はこうやって防ぐのよ!」

この後コロッセオまで行って、ホテルに着いたのは19時ぐらい。約20km近く歩いた・・・

今回の旅で、荷物になる重たい一眼はもってきませんでした。

写真というより直接目に焼き付けたくて・・・(ただ一眼が重いだけだろ・・・)

友人に各地のポストカードをお土産に頼まれていて・・・普通のを買っていったんじゃ面白くないので

嫌がらせでローマー教皇だけのプロマイドポストカードをお土産にしましょうと、こんなんの

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怒られそうだからやめたのは内緒だ・・・(そういえば、カトリック系の学校をでていたような・・・)

さよならロンドン! [ヨーロッパ旅行記]


いろんな事あった25日間も終わりなんだな・・・

この旅の最終日、ホテル窓から見えるロンドンの町並みを見ながら、思いにふける。

ローマ→フィレンツェ→ヴェネチア→ウィーン→プラハ→ベルリン→アムステルダム→
ブリュッセル→パリ→ロンドンの電車の旅

[ダイジェスト版]

・ローマでは「人種の違い」 「ヴァチカンのダビンチコード!」
・フィレンツェ 「ドゥオーモすみません」 「あの、日本人ですボク」
・ヴェネチア 「俺のパスポート返せバカ!」 「船どこでおりるんすか?」
・ウィーン 「最高都市だけど歯が痛い」 「バトルロワイヤル?」
・プラハ 「うんこもらした・・・」 「だから、韓国人じゃないんですって・・・」
・ベルリン 「歯が痛い帰りたい」 「アウトドアブランドが超激安!」
・アムステルダム 「アンネの日記状態」 「飾り窓地区」
・ブリュッセル 「治安悪すぎるんだろ!」 「早く列車を降りろ!エッ?」
・パリ 「日本文化超クールなマスカーレード」 「寿司じゃないです・・・」
・ロンドン 「本当にめしが美味しくない」 「釧路見たいですね」

明日は日本か。英語がしゃべれなくても、地図が読めなくても、なんとかなるもんです。

できるなら、学生時代に行くべきです。文化の違いは想像以上でした。

それと、日本はおおげさに言えば10年進んだ未来都市であると言う事と、日本の文化は素晴らしい。

絶対誇れる!

ありがとうごいました。(えっ、終わり?)

テルミニファッキンシティー [ヨーロッパ旅行記]

眠い、寝たら死ぬ・・・

11:00に成田でて、17:15分にフランスついて、19:35分にフランスでて、22:00にイタリアついた。
時差が8時間だから・・どうい事だってばよ!とにかく眠い。無事イタリア行きの飛行機に乗れたけど
とにかく眠い。体は日本時間の9:00。 朝7:00におきたから、飛行機で仮眠はしたけど、実質26時間ぐらい
起きている状態、わけわかめ。

イタリアまで4時間ぐらいあるから寝ようと思ったけど、座席の周辺が中国人の団体ご一行。
うるせーのなんの、眠れやしない・・・ベルトはしないは、座席は倒すは、席勝手に移動するは、CAさんも
手をやいている。隣のおっさんにいたっては、俺が日本人だとわかると、変に興味をしめして、いろいろ聞いてくる。眠たいんじゃ!でも漢字って便利で、筆談でだいたいわかる不思議。中国についてどう思うとか、
日本人を嫌いいじゃないとか、福島はどうだとか。最後にはなんか仲良くなって、別れ際に、中国のお菓子
をもらった。北海道いったらお前のとこのタクシー乗るよとか言ってた。。。

そんで、ローマフィウミチーノ空港(別名レオナルドダビンチ空港)についた。
第一印象は、一昔前の空港みたいな、ちとぼろっちい。検疫も誰もいない、荷物引き渡しも誰もいない、
インフォメーションセンターにも誰もいない・・・まぁ夜の22:00だしね。とにかくぼろい。エスカレーターぶっ壊れていてただの階段状態。

よし、電車で30分ぐらいのテルミニ駅をめざす!でもね、あるけどあるけど駅がないの。しまいにはすごい
雰囲気悪そうなとこにでて、完全ぼっち。白タクのおっさんが、からんでくるし、飛行場電気消えたし、超眠いし

たまたま、同じ境遇っぽいおばさん(夏木マリ風)に勇気をだして、「エクスキューズミー、ステーションプリーズミイ・・・」
すると、「OK、一緒に探しましょう!」みたいな感じで仲間になつた!(この時、まじドラクエの仲間が増えた時の音楽が脳裏をよぎるった)聞くとイングランドらしい・・・日本人1人とイギリス人2人。なんなんこれ。

おばちゃんが英語を駆使して、なんとか駅についた・・・頼もしいぜ!まもなく、夏木マリと別れてまたぼっち。

日本みたいな駅の券売機はないし、もちろん係員や改札すらない・・・どうすんのこれ?後払いシステム?後払いシステムなの?他の旅行者を観察していると、なにやら券売機みたいな端末を操作して、切符の打刻器(黄色)に通して電車に乗っているようだ・・・

とりあえず真似して、旅行者達についていけばテルミニつけるべ!みたいな適当さで、なんとかつくもんですね。

23:00頃、テルミニ着。駅からホテルは3分ぐらいのはず。地図を広げて駅前に座っていると、からまれるからまれる、なんなの!ヤンキーやら、白タクやら・・・交差点で止まっていると、英語わかる?みたいな感じで一人が注意をそらし、相方らしき奴が、ダンボールの切れ端を俺の腹にあてて、ポケット財布を取ろうとしている。

「NOーーーーー!!」とそのダンボールをたたき落とす!相手もそれ以上からんでこなかった・・・

泣きてですよ、いきなりなんなのこの町。スマホ地図頼りになんとかホテル着。フロントのお兄さんが、俺の顔を見るなり、今までの出来事をすべて察してくれたような笑顔。(まじで泣きそうになった)

部屋は普通。風呂がなくて、70cm四方のシャワーだけ。下水の流れが悪くて、廊下がべちゃべちゃ。

部屋の窓をあけて、一服。

「あぁ、俺、なんでこんなところにいるんだろう・・・」

窓から入る風が、完全に異国の風でした・・・


最終回 「さよならロンドン!」

シャルルドゴール迷宮 [ヨーロッパ旅行記]



窓からは一面黄色ののどかな風景。

トランジット(乗換)の為に降りたシャルルドゴール空港。飛行機を降り長い通路をひたすら歩く。
途中に喫煙所をみつけた。成田からフランスまで約12時間。間違いなくここは異国だった・・・
喫煙所のドアを開けようとしてもなかなか、開かない・・・見かねた中にいたお姉さんが開けてくれた。
ぼそっと「サンキュー・・・」お姉さんの反応はない。マルボロライトに火をつけ一服。時差ボケと緊張とで
脳の血管がキューっとなるのがわかった。

ここまでは順調すぎた。成田の第2ターミナル北ウイングFカウンター、チェックインも優しい日本のお姉さんが
笑顔で、最高の接客。出国審査もあっさりクリア。円を15万ぐらいユーロに変えるのもあっさり。飛行機の搭乗も問題ない。

喫煙所をでて、見えてきたトイレへ。身長175の自分でもあきらかに便器の位置が高い。こっちの人仕様なのだろう。トイレをでると、マシンガンを持った軍人さんが警戒している・・・(完全にちんこちじんだ)

さて、乗り継ぎの搭乗口を探さねばと、電光掲示板をみる・・・

無理・・・成田にあった掲示板の4倍ぐらいある。しかも全部英語又はフランス語。そうだよね、このシャルルドゴール空港はヨーロッパでも1、2をあらそうハブ空港。単純に成田空港の4倍ぐらいのイメージ・・・

結局探すのをあきらめ、航空券に書いてあった「2F」のとこ行きゃーいんだろと、案内板示の2Fの方向に歩く。

すると、イミグレーション?の看板が。入国審査ね、サイトシーング、ワンマンスとか言うとこでしょ・・

列の順番が来て、アフリカ系の審査官にパスポートを見せる・・・思いっきりガンたれられて、ガチャっとハンコ
を押し、レフトゴーとか言ってあっさりクリア・・・えっ、なんも聞かないの?まあ、日本人だし、特段怪しくもなかったからスルーできたんだろうと解釈。

で、「2F」ってどこなん・・・

遠い異国で一人ボッチ。周りは外人さんだらけ。聞こええくる言語はもちろん外国語。急に心ぼそくなる。
乗り継ぎまであと60分。道が3つに分かれていた。どっち?どっちなん?F子(節子)どっちなん?

勇気をだして、係員らしきおばさんに「エクスキューズミー、ディス ゲート プリーズ?」と航空券を見せると、私には
関係ない!みたいなジェスチャーをして、なんかいっぱい外国語を俺に浴びせかける・・・・・もう嫌だ、帰りたい。

結局教えてくれない、教えてくれているのかもしれないけど、ぜんぜんわかりません。

まぁ、3つともFって書いてあるし、真ん中の道行けばそのうち着くだろうと問題の先送り。ゴウイングセンターや!と勘で道を進むと、後ろから大きな声で、「ドントなんとか!ゆーあーライトなんとか!」とさっきのおばちゃんが怒りながら指さしてる・・・こえぇ、怒鳴らなくても。でもサンキューと軽くおじぎ。

右の道を進むと、なにやら人の列が。あぁ、あの金属類身に着けてると音なる検問所みたいなとこね・・・

手荷物をカゴに入れて、パスポートと搭乗券をみせながゲート通過・・・「バックなんとか!」と怒る外人、、
えっ、なにか粗相をしました?とあたふたしていいると、靴と上着ぬげ!みたいな事言ってる・・・しかも
おばちゃん、必要以上にボディータッチ・・・OKとか言って、搭乗券にF22と書いて、ゲートナンバーと親切に書いてくれた・・・優しいやん、おばちゃん、タッチは激しかったけど・・・

道を進むと、今までのそれとは別世界、ランコムの香水の匂い、華やかな免税ショップ、肩で風を切って歩くスッチー軍団。

おおぉぉお~華やかな空間!何とか「2F」についた~あとは22番ゲートとこに行けばミッションクリア~
1から順番に22の方へ歩く。すると、20でゲートが終わってる・・・22は?F子(節子)22どこなん?

来た道を戻ると、ゲート1の隅っこに下へ降りる階段に、F21~F25はこっちねみたいに書いてある。
はいはい、よくある弱小空港へ行く便は、飛行機じかずけじゃなくて、バスで移動して、タラップのパターンね。

F22のゲートで待機。周りの人は心なしか、風貌が怖い。さっきの上の空気とはどこか違う。なんか、俺を
みんな見ている気がする・・・まぁ、いい、俺はこれで、イタリアのフィミシモ空港や・・・でもなんかおかしい
フランス→イタリアと言えばそこそこ、重要路線。それがこんな、東京羽田から釧路空港行の弱小路線の
待遇なはずがない・・・あと30分。近くのゲートの係員に聞くと、「NO、この便はF12よ!」みたいな・・・

「ばばぁぁぁっぁあっぁ、だましやがったな~~~」

急いでさっきの2階に戻る。

途中途中で、掲示板みて、飛行機の便名と出発時間、到着場所を探したけど見つからなかったのは、
なんか機材のトラブルなんかで、別の飛行機に変更みたいな事だったようだ。

なんとか、イタリア行きの飛行機に乗った。自信はなかったが、チケットスルーできたし、たぶん大丈夫だろう・・・・先が思いやられます。

次回 「テルミニファッキンシティー」


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