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もりへとつづくあしあと(1) [小説]

少し寝てしまったようだ。足にはひざ掛けがかかっていた。窓からは洋菓子のケーキのような大地が見える。

着陸時に横風に煽られて、むりくり着陸したようだ。一瞬体が別の次元にスライドするような感覚。動揺する乗客達。無事着陸したことがわかると、自然と拍手をしていた。乗務員の方が降りる前に、乗客ひとりひとりに声かけを行っている。子供には何か小さな袋を手渡しているようだ。私も笑顔でその小さな袋に手を伸ばした。乗務員は一瞬戸惑った顔をしたが、笑顔で私にもその小さな袋を手渡してくれた。

タラップの隙間から雪がちらちらと入り込んでいる。寒いな、、、ザックからダウンをだして羽織った。-5℃。

到着ゲートには出迎えの家族や、スーツを着た恐持ての集団、ツアーか何かの添乗員さんでごったがえしている。議員の先生なのか、出迎えの客に握手をしている。「早くいけや!」間違いなくこの人が渋滞をひきおこしている・・・

ゲートをでをてすぐの場所にあるレンタカーの窓口に向う。お待ちしておりました、お車の準備ができております。こちらにサインと、免許証のコピーをお願いします。4泊5日でジムニーをご利用のY様ですね。いつもありがとうございます。こちらがお車の鍵と、注意事項です。シカとの接触の場合は別途保険料をいただきます。路面が滑りますので十分気をつけて・・・

車にのりこむと寒い、、少しは暖気しておいてくれてもいいのに。ここから40kmはなれたしなびた温泉街を目指す。携帯音楽プレーヤーをカーステレをにセットしてさぁ、出発。15:00頃なのに陽も落ち始めている。大荒れになる前に宿に入ろう。ワクワクする気持ちを抑えきれない。でも何か忘れているような・・・まぁいいか。

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【ターニングポイント①】  忘れてきたものは?
1.お金
2.下着
3.旅館のお上さんへのお土産
4.少年のようなピュアな心
※この選択肢のなかの一つに即死亡があります
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と、シローとが書く小説。全12話を予定しています。物語が破綻するさまをお楽しみ下さい。途中皆様のコメントで物語がかわります。例えば、次あの人死ぬよね、でも次回生き返るよね!みたいな・・仕事しろ。

「もりへつづくあしあと」 [小説]

ふとね小説書いて、何とか賞もらって辞退して、ドラマ化して映画化したら一生働かなくていい!
と言う事で、オラ小説書きます!

「もりへつづくあしあと」

つーかショートフィルム撮るとか前言ってませんでしたか?

つーか、明後日公立大で講義の講師を仰せつかったのに原稿できてないじゃん、小説とか完全に逃げてないですか?

ええ、講義はもういいんです。目標として下の3つをできれば自分のなかでクリアです。

①黒板に、がしがし自分の名前を書いてみたい。
②生徒さんからの質問に対して、「いい質問ですねぇ~」と池上彰さんみたいに言ってみたい
③マイケルサンデルさんにならって、「君のなまえは?」と言ってみたい

正直、行きたくない・・・

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