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天空の大雪グランドライン下見編(2) [天空の大雪山編]

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ぼうけんのしょ つづきから
→まつお レベル8
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これまでの話
黄緑線 「高原温泉紅葉の沼めぐり」
緑色線 「御鉢平一周編」
オレンジ線 「紅葉の銀泉台-赤岳-白雲岳編」
青色線   「高原温泉-緑岳-白雲避難小屋編」
黄色線   「大雪山グランドライン編 黒岳-トムラウシ2泊3日縦走」 (今期予定)



大雪山グランドライン編(黒岳--トムラウシ2泊3日縦走の最終調整と下見をかねて、青色線の高原温泉--緑岳--白雲避難小屋
に行ってきました。先日あっさりトムラウシ縦走を成功させた、登山レベル20のKさんも同行しています。

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山って綺麗でしょ・・・このあと、行方がわからないオルテガ(父)に偶然出くわす。とーさーん、生きていたんだね!かあさんも心配しているから、一緒に家に帰ろうよ!

オルテガ 「これからトムラウシへ向う、トムラウシを倒したら、また会おう」

父に会ったのは、2ヶ月ぶりぐらいだった。広い北海道で、なにもこんな山の中で顔を会わさなくても・・・これから3泊してトムラウシ周辺を見てまわるそうだ・・・完全に仕事する気がないようだ。



緑岳山頂(2019m)から白雲避難小屋を撮影。ここが1泊目の場所だ、今回は下見です。オルテガもいた・・・(いてもいいだろ)親子で記念撮影をしてもらう。普段仕事のことでギクシャクしている関係も、山の上では関係ない。今年61歳の父親だが、正直なところ元気そうで嬉しかった。体力も私が20ぐらいなら、父は80ぐらいあるだろう。かなわんこの人には。オルテガはそうそうと次の山をめざしていった。

緑岳は前半40分登って、ゆるやかな花畑が40分ほど続き、最後の40分が急なガレ場です。7月から一面の花畑(高山植物が楽しめます。登山口の高原温泉は、乳白色のお湯でとてもいい温泉です。

小休憩を挟んで目的地の「白雲避難小屋」を目指す。広大な風景の中にぽっんとたたずむ、旅人達のオアシスです。ドラクエのように、遠くに町が見えたときの安堵感に似ています。

緑岳山頂から片道約40分。大きな雪渓をこえると到着です。さぁ、ここで昼食タイム。

このとき、かなり体調がおかしかった。自分では普通のつもりが、食欲もなく、やる気も低下していました。同行した登山家のKさんが昼飯に、トマト風ベンネとソーセージスープとパンを準備してくれましたが、会話もほとんどうわのそら、旅人のおじいさんの話もほとんど記憶がない。やばい、こんなのはじめてだ・・・

必死に平然を装うが、ちょっとおかしい私に、Kさんは気がついてくれたようだ。連日の寝不足が祟ったのだろう。もし、1人での縦走中だったら、冷静な判断ができない危険な状態。(HPの表示が赤い状態)

温かいスープとパンとみかんを頂いたおかげで、食後にはだいぶ回復した。ご馳走様でした、味はほとんど覚えていないけど・・・

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白雲避難小屋を確認。中は意外と清潔感があり60人程宿泊が可能だ。トムラウシ縦走の拠点。ここから先はグランドライン。俺の今のレベルで行けるのだろうか・・・



雪渓をこえて、一瞬天候が悪くなるが、緑岳山頂では回復。無事下山しました。

今回の収穫は昨年のひざの痛みがまったくなかった事。それと、山頂でのバテを経験できた事。もしこのバテが縦走中におこれば、かなり危険な状況になる・・・

みなさん、山行まえは十分な睡眠と、健康状態の管理が大切です、大雪だけに・・・今年も安全でよい登山を!

天空の大雪グランドライン編(1) [天空の大雪山編]

年度末です。年間で一番事務作業がハードな日々。資料とにらめっこ、電卓たたいて、パソコンに入力して・・・

発狂しそうです。「うあぁぁぁかっかあぁあっぁぁっぁあぁぁあーーーー」(こんな感じ)

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気晴らしに、表大雪の山々という本を眺めながらニヤニヤ、時にはなんか泣きそうになる。なんで?

去年、黒岳から御鉢平一周と銀泉台~白雲岳を下見もかねて偵察してきました。今年はいよいよソロ2泊3日の黒岳~トムラウシ縦走です。大げさかもしれませんが「60時間生存をかけたサバイバルゲーム」です。前半の24時間ぐらいまではだいたい想像がつきますが、その後が全然イメージできない。距離の感覚、天候適応能力、不安・孤独との戦い、その他の問題、熊とか食料配分。

時間の経過とともに生存率が低下していくのが目に見えています。パーティーを組めば、いろいろな面で問題に対応できますが、1人だと一つの判断のミスが取り返しがつかなくなる。それがまたいいのかもしれません。

普段ふつうに生活している分にはそんなに、生存率が下がることってないじゃないですか。それが、天候の変化で100%が90%になったり、50%になったり。熊とであえば、その距離と比例して生存率も低くなります。

わたくしも、死にたくないから、残り3ヶ月で

・体力面の強化(タバコやめる、装備の重さになれる、減量75→70)
・精神面の強化(野外でテント睡眠、必要な情報のインプット)
・装備面の強化(装備の検討、軽量化)

後半の空白の36時間を埋める為、トムラウシ~ヒサゴ沼を直前に偵察することで、前後40時間はイメージできます。

考えすぎかもしれませんが、用心にこした事はありません。だって死にとうないし。

いったことないですけど、多分スゲー景色にであえます。準備準備。その前に、目の前のもん何とかしなければ・・・タバコ、タバコ(多分直前で延期するんだろ、ドーナツ屋みたいに・・)


追記

昨年の遭難事故の記事を読んだ。
現状の私の登山経験ではまだそのレベルに達していないと思う。
最低でも、あと3回はてん泊を経験し、いかなる状況になれる事が必要だろう。
加えて、地図や地形をみる能力が落第点、悪天候時の登山経験が少ない。無理せずいきます。

今年にこだわらず、いろいろなルートからトムラウシ周辺を調査することが必要と感じました。
こしりですみません。

カムイミンタラ 10 [天空の大雪山編]

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「赤岳」山頂からの「北鎮岳」(左)「稜雲岳」(右)

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赤岳山頂ですでに寒い・・・【小泉分岐】(左に行けば緑岳、高原温泉方面)→【白雲分岐】(左に行けば白雲岳非難小屋、高根々原、忠別岳、化雲岳、トムラウシコース、通称山のグランドラインと勝手に命名)(右に行けば、北海岳、お鉢平)

この分岐を直進して「白雲岳」(2229m)をめざす。途中広い空間があった。大きさは野球場ぐらい、白雲野球場と勝手に命名(命名すきですね)

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白雲岳山頂。北海道で3番目高い山だそうです。参照

同行したKさんは何と北海道で1番(旭岳)・2番(北鎮岳)3番目(白雲岳)の3座をこの1年間で制覇したことになる・・・(ちっ、私は旭岳まだ~因みに北海道の3座を制覇すると、ベギラマかベホイミを覚えるわけない)

私が調子ぶっこいて、あれが高原温泉の沼ですね~とか適当山紹介していたら、近くのおじさんが、違いますよと眼下の山々の紹介をはじめた(おじさん空気よんでよ・・・)

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下山の写真。やっぱしひざ痛い。根本的に治療しなければいけなそうです。

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今年の天空の大雪山お鉢平編(緑線)
銀泉台~白雲岳紅葉編(オレンジ線)は終わりです。

ここまでは、すれ違う登山者も多いし、難所も少ない、熊にでくわすこともほとんどない言ってみれば、外洋にでる前の足慣らし(ワンピースでいうイーストブルー編)みたい感じです。

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来年はいよいよ、2泊3日の縦走「大雪山グランドライン編(黄線)」です。長いです。怖いです。行きたくないです。

7月の上旬 黒岳(7:00発)→白雲小屋(14:00着・1泊 翌6:00発)→ひさご沼(15:00着・1泊 翌6:00発)→トムラウシ登山口(14:00着)。いまのザック35ℓでは小さいので、55ℓぐらいを新調しよう。装備も検討せねば・・

その先トムラウシより先のオプタテシケ山→美瑛岳→十勝岳「新世界編」は再来年か・・・

と、かなりふざけて書いていますが、山は本当に怖いところです。十分な計画と装備で、事故のないよう、他人様に迷惑をかけないよう、困っていそうな方には声をかけて、あとは楽しんでレッツGO!ありがとうございました。

さぁ、寒くなってきたしログハウスつくり再開といきますか・・・

カムイミンタラ 9 [天空の大雪山編]



日本一はやくて、ヤバイ紅葉スポット『大雪山銀泉台』に行ってきました。スゲー快晴!
登頂開始20分程でいきなり上の映像の場所に到着。現在7分咲きぐらい。今週末がピークだろう。

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山の高さを知りたければ『富士』に登れ
山の広さを知りたければ『大雪』に登れ、なんてな。と誰かが言ってました。

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山って綺麗でしょ?

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同行した登山家のKさん。今年は富士山に、羅臼岳、雌阿寒、雄阿寒、ウペペサンケ、ニペソツ、、、あんた登山レベル15や!

『赤岳』(2078m)山頂です。だいたい3時間ぐらいです。ひとまず休憩し、『白雲岳』をめざす。途中の白雲分岐を右に行けば、前回一周したお鉢平の『北海岳』につながる。ほんと大雪は広いです。この山々が北海道の背骨。


いつかきっとグランドライン(白雲岳の先)に出て、言葉にならない朝焼け「ワンピース」を見つけてやる!

『さぁ行こう 立ち止まることなく 流れる時に負けないように・・・』




現在ワンピースの18巻を読んでいます。アラバスタ女王ビビと七武海サークロコダイルの戦い。
これがまたおもしろい!シナリオがイイ、キャラが立ってる、台詞がくさいけどそこがまたイイ。しかも涙ぼろぼろ。
その縁で、先日TVワンピースをはじめて見た感想。

・ゴーイングメリー号じゃなくなってる
・仲間が倍増してる?
・七武海の人も沢山でてる?
・海軍の人も沢山でてる?
・田中邦衛似の人が出てる?
・バロックワークスのナンバー3がでてる?

恐らくルフィー(主人公)の兄ちゃんエースが海軍に捕まって。みんなで救出するようなストーリーのようだ。

話はそれましたが、次回 『白雲岳』

山賊王に俺はなる!(タクシー王はやめたんか?仲間いないべ)

役割分担、専門性の高いスペシャリスト集団的な意味で海賊も、企業も似てると思う。

・会計 経理
・営業 予約 配車
・人事 人材育成
・観光タクシードライバー
・法務 労務管理
・運行管理者
・整備士 整備管理者
・国内旅行業務取扱管理者
・外国語対応
・農業担当
・パテシエ

カムイミンタラ 8 [天空の大雪山編]

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『北海岳』(2.149m)山頂です 左が『北鎮岳』 右が『稜雲岳』
時計の12時を黒岳とすると、9時が北鎮岳、6時が間宮岳、3時が北海岳ですね。北鎮岳からスキーで・・・爽快でしょう。

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歩いた道を振り返ります。
歩いている最中、自分がどんな道を歩いているかわかりません。過ぎさって振り返ると自分が歩んできた道がわかる。目の前には大きく険しい山がそびえたっていても、一歩一歩着実に歩みをやめなければ、いつか必ず登頂できる、なんかだか、山もまた人生ですね。

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さぁ、この川を渡れば、まもなく黒岳石室。写真や動画を撮ったので、1周4時間ぐらいの所を、5時間近くかかった。何度途中で三脚をぶんなげようか迷いました。この川、お鉢平の水が集まった川です。標高2.000mだから雲も同じ高さなんですね。

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山はいいですね~FF13のフィールドの中を自分がプレーヤーで走りまわれる感覚?一度、セーブ、紅葉の頃にまた来よう。(紅葉と来ようがかかっているわけではありません)

【募集】9月20日か、23日どちらか「赤岳」か「高原温泉」に行く予定です。参加者がいましたら連絡下さい。大きい車だします。と、まだ先の事で予定が立てれませんので、1週間前ぐらいにもう一度書きます。多分紅葉が一番綺麗な頃です。

カムイミンタラ 7 [天空の大雪山編]

『間宮岳』を後にした。

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【右に進めば】『旭岳』方面で、裏旭キャンプ指定地→金庫岩→地獄谷→姿見ノ池→旭岳石室→旭岳ロープウェイ→旭岳温泉(このコースは来年ですね)

途中の『金庫岩』に似た『ニセ金庫岩』から沢ずたいに誤っておりて、白樺の木で大きく「SOS」と書いてあった遭難事件を思い出した。テープレコーダーで「SOS、助けてくれ」と言う肉声鮮明に覚えている。晴れていれば迷うことは少ないと思う。しかしそこは山。さっきまで快晴でも、ほんの数分であたり一面霧が立ち込める。視界不良と低温、動くべきか、動かないべきか。どんなに山になれた人でもパニックなるだろう。だから自然は怖い。

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ヒグマのメツカ『高原温泉』の沼だと思う、遠いな・・・

【直進すれば】、『北海岳』2.149mだ。この『北海岳』から『白雲岳』方面につながる。
白雲分岐を【左に進めば】、紅葉の美しい『赤岳』(2.078m→『銀泉台』コース(これは紅葉の時期に行ってみたい)
【直進すれば】『緑岳』2.019m→高根ヶ原→高原温泉コース。高原温泉に下りずに、『忠別岳』→『五色岳』→『化雲岳』→『トムラウシ』コース。この縦走は、夢ですね。黒岳発で2泊3日。ご高齢のツアー登山で縦走するかたも多いです。今の技術と装備で行っていけない事はないと思いますが、じっくり、大切に楽しんでみたい。2年後ぐらいか。

と歩きながら、考えていると、『荒岳』→『松田岳』とすぎていました。山の標識がない為、気がつかないで通過したようだ。ちょうど腹も減ったので、『松田岳』と思われる場所で昼食。

「さんまの缶詰がまた旨いんだ・・・」地上で食べる5倍は美味しい(まつお調べ)すると、運動靴と小さなザックを背負い、山を走って登る『トレイルランナー』なる4人のグループが目の前を過ぎて行った・・・スゲー!山を走って登る方々。できるかぎり装備を軽量化している印象・・・多分気持ちいいんだろうなぁ・・・よし、昼飯もすんだんで、20分ぐらい仮眠だ。

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謎のアーキテクト?(ピラミットっぽい)

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左から、『北鎮岳』 『稜雲岳』 『桂月岳』 『黒岳』 『北海岳』 (このお鉢の川をせき止めたら、巨大カルデラ湖になると思、冬はヘリコプターでスキーなんてのもいいでしょうに)

さぁ、『北海岳』ボス戦です。(えっ、なんで?)



『北海岳』は強いです。(スミマセンギターの勝手に貼らせてもらいます、サガ2の音楽貼りたかっただけだろ!)


カムイミンタラ 6 [天空の大雪山編]

4時頃ゴソゴソ騒がしい、石室の朝。起きてしまったので、足慣らしにめざせ『桂月岳』(標高1.938m)
石室との標高差が50mもない為、息を切らせることもなく登頂完了。晴れていれば、ここから眺める黒岳のご来光がお勧めだ!カメラ忘れたし、急にキジウチしたくなってきたし、何事も準備が大切です、大雪だけに!(いや~朝から絶好調のようですね。)

「キジウチ」とはのぐ○の事ですが、昭和ちっくなんで、平成らしく「デジタル一眼でキジ写真撮ってきます」に変えてもいいと思う。

さて、朝飯食べて6:00に出発だ!『御鉢平』単独無酸素登頂、成功すれば日本人で6人目の快挙だ!(大ウソです、じちゃばちゃも余裕の定番コースです)

まずは、昨日レベル上げをしていた『北鎮分岐』をめざそう。黒岳石室→雲の原→御鉢平展望台→雪渓→北鎮分岐→だいたい80分ぐらいなだらかな坂を登ります。ここもわりと楽です。『北鎮分岐』に到着した。

・右へ進めば『北鎮岳』→『比布岳』→『愛別岳』→『永山岳』→【愛山渓温泉コース】恐らく今のレベルでは無理ですね。
・左へ進めば『中岳』→『間宮岳』→『旭岳』→【旭岳温泉&天人峡温泉コース】これなら御鉢平クリアしたらいけるべ。

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『北鎮分岐』を下ること20分程、『中岳』(2.113m)に到着です。すると、有毒温泉の近くで『熊』と戦うおっさんを発見。

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助けますか?  [   はい  →いいえ]  (もちろん、いいえで!)
助けますか?  [   はい  →いいえ]  (しつこい、いいえで!) 
助けますか?  [  →はい   いいえ]   (よくある無限ループパターンですね、じゃあ聞くなよ! →はいを選択)

熊の攻撃、おっさんに98のダメージ、おっさんの攻撃、熊に3のダメージ、まつおはニフラムを唱えた、熊には聞かなかった・・・(おっさん、熊に勝てるわけないって、逃げようよ)
おっさんはメラゾーマを唱えた、熊に320のダメージ、熊を倒した。まつおのレベルが8上がった、まつおのレベルが9に上がった、まつおのレベルが10に上がった『バギ』をおぼえた。(たなぼたラッキー)

おっさん 「助けてくれてありがとう、私の名はリンゾウ、国家公務員だ、しばらく君についていこう」(どうやら強制イベントのようですね、しかも登山関係なくなってくるけどいいの?)

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前方に『旭岳』が聳え立つ。大雪山連峰の主峰で、北海道一番の高さ。標高は2,291m。

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後ろには『北鎮岳』北海道2番目の高さ。標高2.244m。どちらも甲乙つけがたい。旭岳が朝青龍なら、北鎮岳は白鵬見たいな感じですかねリンゾウさん?

リンゾウ 「1番になる理由は何があるんでしょうか?2番じゃダメなんでしょうか?」 (えっ、急に何が!?)

一番高い山が優れているのか?二番目に高い山は標高が低いだけで劣っているのか、違うだろ?山にはそれぞれの魅力がある。たくさん沼を従える山もあれば、花が美しい山だってある、綺麗な滝を持つ山もあれば、一年中人を寄せ付けない山だってある。一番だ二番だ、一つの側面しか見ず、全体を見ようしないのかお前は?

まつお  「スミマセン、そんなつもりでは・・・」



リンゾウ 「200年前もこの風景のままだった。200年後も同じ風景のままでいてほしい」

もうすぐ、『間宮岳』(2.185m)だ。御鉢平一周のちょうど半分地点、私はここで失礼しよう。まつお君、道中気をつけて・・・

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多分今の、『間宮林蔵さん』だろう、間宮岳ということは、この山にも200年前登頂していたのだろう。間宮さん何が言いたかったのか?蓮舫さんみたいな事を言っていたような・・・

この『間宮岳』と今朝上った『桂月岳』は実在した人物の名前です。今で言う、新しい惑星を一番最初に発見した人が名前を決めるみたいな感じなんでしょう。

・『間宮岳』分岐からは『旭岳』に行くことができるようだ。

よし、残り半分!!

カムイミンタラ 5 [天空の大雪山編]

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   はじめから
→ つづきから
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『北鎮岳』周辺でレベル上げも飽きたので、『黒岳石室』に戻ってきた。花とかリスとかではレベルが上がりません!熊こいや、熊!(なまら強がってます)

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今晩寝る石室の内部。全部で50人は宿泊できそう。管理人さんに聞くと来年で88年たつそうだ。永久凍土の上に石を積んでできていて、昨今の温暖化のせいなのか永久凍土が熔け、少し沈下しているらしい。柱という柱に、「1975年8.1 ○○山岳部 黒岳~旭岳記念」みたいな落書きかかれている。私が生まれる前からこの石室は存在し数々の登山家さん達が宿泊してきたと考えると、不思議な気持ちなる。中には、「昭和32年明子この登山が終わったら結婚しよう!」みたいな書き込みも(めっちゃ死亡フラグたってるんですけど・・・)

落書きを見ているだけで楽しい(ある意味2ちゃんねる「黒岳石室スレッド」の過去ログを見ている感じ)俺ならなんて書こうかなと悩んでみた。(普通に書けや!)

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【2.000mの高地ですからね、これぐらいはしますよってに!武器とか防具は売ってるわけないよね】

晩飯はインスタントラーメン、雪渓で冷やしておいた500mmのビール。「ぷは~っうまいなぁ~ビール!」まだ6時前やぞ・・

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一応地図を確認。明日は御鉢平一周。登山レベル7ですが、いけると思います。よし、19:00就寝

「てれれれれれっれ!」(ドラクエの宿屋の音楽)

・・・・ ・・・ ・・ 

(ドラクエでたまに朝にならないで、夜のイベント突入のワクワク感は異常)

寒い・・おしっこしたい・・ ここどこ?

目を開けても真っ暗、目を閉じても真っ暗、少し戸惑う・・・(日常生活ではなんだかんだ夜でも明かりがある)

ライトライト、24:00、気温6℃。「冬はやっぱし、さみーなぁ~(あき竹城)」おしっこ、おしっこ。石室を出てトイレを目指す。

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「うぁ、星きたねぇ・・・」(星が星屑状態で、星きれい状態の最上級の表現)昨日がペルセウスの流星の日だから今日も流れるかもと思い三脚をセット。レリーズ持ってきてない・・設定も忘れた為、写真はこんなですが、実際はもっと凄かった。

流星も1分に一度は流れている。2.000Mの星空はやばい・・・インナーダウンを着ても寒い。30分ぐらい流星を見てから石室に戻った。寝れない・・・イビキとか凄い。そうそう、落書きなんて書こう。

① かしゆかです!あーちゃんです!のっちです!まつおです!4人合せてパヒュームです!

② 1980.1.13 冬山はやっぱし、さみなぁ~ あき竹城 (大雪~白雲冬山縦走)

③ 1866.1.20 明日、薩長同盟へ向けた会議です、行きたくないです。西郷がおいどんおいどんうるさい。 龍馬

④ うみぞらまつおです! うちはだるまや!

いろいろ、突っ込みどころ満載ですが、「落書きよくない!まつお H20.8.13」と言う事になりました。明日は5時起き、寝よう。

カムイミンタラ 4 [天空の大雪山編]

国土地理院 http://watchizu.gsi.go.jp/index.html

「劒岳点の記」みましたか?普段何気なくみる地図に込められ先人達の苦労、目頭が熱くなります。グーグルマップすげーとか言ってた自分が恥ずかしい。

江戸時代、「大日本沿海輿地全図」を作成した伊能忠敬さん、家督を長男に譲った後、51歳で江戸にでて測量の勉強をいちから学びます。56歳の時、幕府に「ちょっと北海道の方測量してこい!」みたいな感じで、本人は熊とかいるから嫌ですとも言えず、しぶしぶ出かけていったのかもしれません。そんでもって、北海道の奥地は熊が多くて嫌だから、弟子の間宮林蔵に、「お前ちょっくら北と東の方行ってこい」と言い、上司だし命令だし逆らえずに、「ウィっす、今度なんかおごって下さいよ」、とは言っていないと思いますが・・・すごい人達です。

間宮林蔵の碑?なんじゃこりゃとか思っていましたけど、マジリスペクトです。山の三角点なんかも、腰を掛けていましたが、恐れ多い。今度からは拝んで優しくなぜなぜしたいと思います。(林蔵さんは樺太にまで行ってる)

星を頼りに地図をつくる、仕事ってお金の為にやるものではないのかもしれませんね。

で、



『お鉢平展望台』に到着です。この外輪山をぐるーっと一周するのが今年の目標。今回は下見もかねて、『北鎮岳』まで行ってこようと思います。途中短めの雪渓をこえると『北鎮分岐』に到着。天気がだんだん怪しくなってきた。

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『北鎮岳山頂(2.244m)』北海道で二番目に高い山。因みに一番高い山何かわかりますか?この山頂からも見えます。答えは

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『旭岳(2.290m)』 凛々しいですね。対して『北鎮岳』は優しい。



山頂の気温は5度。息が白く、風で体温が奪われる。近くに登山者の方が、本州の山の3.000m級に相当する環境だ、なめてかかると大変な事になる。と教えてくれた。確かにそうだ、実際なめていた。黒岳登頂のときは半そでTシャツ。お鉢平で一枚フリースをはおり、北鎮岳山頂では、寒くて寒くてウインドブレーカーを着た。短時間でここまで状況が変化する。これに雨で風がつけば、体感温度は0度を下回るはず、長時間身動きが取れなければ死に至るだろう。



急に怖くなった。



美しい景色や綺麗な花々を見せてくれる反面、ほんの少しの状況判断のミスで命の危険を伴う。友人が、「自然の前では謙虚になろう」と言ったのを思い出した。人間なんて自然の中では人間以上でもなければ人間以下でもない。  寒いから北鎮分岐までおりて昼食をとろう・・・

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『お鉢平』

11:00 昼食タイム よし、一度黒岳石室まで戻ろう。 セーブ

カムイミンタラ 3 [天空の大雪山編]

黒岳石室をあとにして、『お鉢平』を目指す。 花の名前が違っていたらスミマセン。

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ミヤマリンドウ (この花好きやなぁ~)

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ハクサンイチゲ?

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エゾゴゼンタチバナ (これもイイ!白トビしてますが・・・)

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エゾコザクラ

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ガンコウラン

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大雪の山は7月に春を向え、8月が夏、9月が秋で、10月にはもう冬。短い夏にさく花々。考え深いです。
ほんと花がきれいです。マクロレンズが欲しい。お花畑の連続で1時間程歩いていたら『お鉢平』に着いていた。

お鉢平の感想 『ジオグラフィック!』 (わけわからん)
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